地域企業の地域連携って
昨日、とある企業さんに呼んでいただき、訪問させてもらった。内容は、来年度の地域密着型事業計画な、お話。なぜだろうか?ぼくは、ちょうど朝方に、味噌汁すすりながら本棚にあった本を『第四の消費: つながりを生み出す社会へ/三浦展』手に取り、それとなく読み直し「そうだよな。消費っちゅ~価値観は、もぅ次へ次へとステージ変えてきてるのだな~」って、考えていた矢先。こちらの企業での話でも、今後の地域自体の暮らしや、価値観とは?という話となり、大変意気投合し、有意義な時間となった。
地域連携しなければいけない
理由を明確に
さて、どのローカル企業も みんな毎日必死に働いているなかで「どのように地域と連携して結果を出していくのか? 」というと、そこばかりは、現在どこも手探り状態だと感じている。例えば、久留米広域エリアでいえば、会社の地方連携デスクを1つ社外に置いてみるのも良いかもしれません。環境を変えることで、強制的に繋がりを見出すことにります。(2018年1月に、JR久留米駅近くでオープンするシェアオフィスMekurutoなどは一席12,000円~)しかし、その前に、まずは会社の内部で「なぜ?地域連携が必要なのか?」を明確に話し合って頂けると、大変ありがたい。
そう。2ヶ月ほど前に、行かせて頂いた会社がホントに大変だった。我々に「話が聞きたい」っと、呼び出しておいて、結局「地域との連携が必要な目的が明確ではない」だけではなく、これまでの高度経済成長期の成功体験を語りだし、物売り視点で「あるべき論&行政へのダメダシ」してきたのだ。僕らは、このような方々をレジェンドと呼び、内心は「でたぁ。あぁ。もぅ帰りたいっす」な気持ちだ。「今どのように地域に関わられてるんですか?」と聞くと「地場のお祭りや、イベントへのサポートや協賛だ」と言われ。その後我々はノックアウト。
企業さん側も、我々まちびと側も、これまでやってきた成功体験は、そっと裏ポケットにしまって、お口に半分チャックをしてみよう。地域との関わり合いの目的を事前に明確にしておくことで話はスムーズだし、本当に自社の強みと地域資源を、将来に活かした地域連携とは、住民参加型のプロセスを含んだ取り組みまで至ってこそ、はじめて地域人(まちびと)が主役となり地域と企業の連携関係が進み出す。
企業は、地域連携するため
お金を払おう
最近、ローカルで大変活躍している企業さんで、とにかく速く動き出せる企業さんの共通点は、センスの良い部長クラスがいたり。フットワークの激軽な係長がいたりと。とにかく「このままじゃイカン」と、必要性に掻き立てられ、次の一手を打つ。という決意を持った内部の人がいる。そしてそのアドバイスや連携に 当たり前にシッカリと予算をつけてくる。こと
「なんとなく地域連携型」案件は、話せばすぐわかります。なぜなら基本的な考えのベースがボランティアだから。もっと、最悪なのが「上から言われ丸投げ地域連携型」もう、、、言葉にもならなければ話になりません。そんな人には僕たちは「こんなアルバイトレベルの報酬では、まちびとは動けませんよ。お断りします」と、キッパリ言うようにしている。
地域人である、まちびとは、地域企業を育てる責任があるし、地域企業も、まちびとを育てる責任がある。地域企業は本当に意味ある地域連携を図りたいなら数名雇用するくらいの気持ちで、まちびとにシッカリとお金を払うべきだし、地域人であるまちびとは、自分たちのこれまでの経験や、ネットワークを「イベンターとなって安売りしてはいけないんだ」と、最近になって心の底からそう思えるようになってきた。
まちびと(地域人)に聞く。
まちびと(地域人)を 取り入れる。
地域企業のみなさん。九州の福岡久留米という、どこにあるかもわからないローカルで暮らし活動する、わたくしの記事を最後まで読んで頂き心より感謝します。また、大変乱雑乱文な上まちなかのプレイヤー視点な一方的な内容、どうぞお許しください。今回この記事では、私が仕事として地域に関わらせて頂いているなかから、日頃感じていることを、地域企業の皆様にメッセージを込めて言葉にし、ダダ打ちにて書き綴らせて頂きました。
今後ローカル企業が、まちびとと一緒になって「魔法使い」のように「まちづかい」を行い、お互いで地域サイズの相乗効果を、継続的に行うために、まずは
- まちなかで活動している地域人=まちびとを探してみてください。
- そのまちびとは、勤め先の社風や方針と合う、そんなバランス感覚を持っていますでしょうか?
- 連絡して社内の一番センスの良い部屋に呼びつけてください。
- 「地域連携したい」と伝え、その目的を話してみてください。
- 小規模「月額数万の予算で、今年度末まで」など明確に払える対価を伝えて下さい。
- 中企業だったら、数名雇用するくらいの気持ちで、シッカリとお金を払ってあげてください。
- 可能であれば「地域連携〇×アドバイザー」とか「コーディネータ」と「フェロー」などの役職を与えて、動きやすくしてあげて下さい。
各地に、自分たちのまちの暮らしを、楽しくしようとする活動家たちが沢山います。彼ら彼女らは、デザイナーだったり、プログラマーだったり、カフェのスタッフだったり、っと業態は様々です。是非そんなまちびとに、企業側から接触してみて下さい。まちと共に、まちびとを育てて下さい。彼ら彼女らが地域に一番近い存在です。まちびとと共に、ひとつしかない社内連携のカタチを企画をして、実践してください。このプロセスが今世の中に必要です。
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